日本発のアナログレコードの祭典!
アナログレコードがどうにも好きなひっさん(@hissan_3)です。
以前にもRECORD STORE DAY(レコード・ストア・デイ)というアナログレコードの祭典の記事を書きました。それはアメリカのレコードショップがはじめたものでしたが、今回のアナログレコードの祭典は日本発!しかもレコード好きならピンとくる東洋化成がはじめたこの祭典、その名も
レコードの日

実になんのひねりもないストレートなネーミング!だからこそ響く!そしてメインビジュアルキャラクターにのんちゃんと堀込泰行!うまいとこついてくるのはさすがですな。
2015年からはじまったこの祭典、きっかけはこちら
レコードプレス工場を擁する東洋化成が声かけ役となり、「たくさんのアーティストさん、レコードショップの皆さんのお力を11月3日に集中してリリースラッシュをしてみよう」をテーマに始まった。
引用元:レコードの日オフィシャルサイト
という、いたってシンプルな東洋化成さんのレコード愛により2015年にはじまって今年で3回目。現在日本国内で唯一のレコードプレス工場として日本におけるアナログレコードの火を絶やすことなく作り続けてきた東洋化成。昨今のアナログの再燃によってまたその偉業が見直されていますね。そんな東洋化成さんが声がけして発表されるタイトルの数々。日本の音楽を知っているならではのラインナップで、日本の名作の復刻など、レコード・ストア・デイとはまた違った趣の作品たちがズラリと来る11月3日にドドンとリリースされるのです。
ひっさん的おすすめタイトルたち
さてそんななかから今回も注目のタイトルをざっくりと紹介していきたいと思いますよ。日本発ということで日本のアーティストしばりでいってみたいと思います。
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asuka ando ”あまいひとくちep” 7inch
メロウすぎるにもほどがあるレゲエ・シンガーことasuka andoのNEW。コンスタントに7インチベースでリリースを続けてるなかでの今作。メロウだけどバックの音は本格派。ジャケットがNONCHELEEEなのも間違いない。
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井の頭レンジャーズ ”SINGS!” LP
吉祥寺発のジャマイカン・インスト・ファンク・バンドのアルバム。7インチでリリースされてた曽我部恵一/小島麻由美/G.RINA/asuka ando/かもめ児童合唱団/ソフィア真奈里とのコラボレーションをまとめたLP。ディスクユニオンのオリジナル得点の妄想帯(国内盤のレコードの脇についてるアレ)がいい感じ。ジャケットワークはオートモアイでこちらも間違いない。
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市原宏祐と3L ”ナウ・サウンド ’75 脱・日本民謡” LP
ここ数年ワールドミュージックを多く聴くようになり、日本の民謡や音頭も聴いているのですが、オリジナルはもちろんだけど民謡や音頭が他ジャンルと上手い具合に掛け合わさって生まれた素晴らしい音楽もたくさん聴いてます。そんなモードの中でこのタイトルですよ。民謡ジャズ・ロックの極北ですと。これはマストでしょう!
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前田憲男とオールスターズ ”ロック・コミュニケーション八木節” LP
そして民謡ジャズ・ロックのタイトルがもう一つ。日本人はジャズが好きだし、世界的にも知られてる素晴らしいアーティストがたくさんいるので、そういう人たちが自分たちのルーツとなる音楽をミックスするのは自然だし、悪くなるわけがないでしょう。それが聴けるのは素晴らしい機会。
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The Pen Friend Club ”Wonderful World Of The Pen Friend Club” LP
バンド名からサウンドからジャケットからひしひし伝わる60年代中期ウェストコーストロック愛。こういうバンドの音こそアナログレコードで聴きたいものです。レコードとの相性バッチリなサウンドで心地よい。
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YASUYUKI HORIGOME + D.A.N. ”EYE” 7inch
ジャパニーズ・ミニマル・メロウをすっかり浸透させてしまったD.A.N.と堀込泰行のコラボ作。堀込泰行の声とD.A.N.サウンドもマッチしそうで音源がとても楽しみな1枚。こういう素敵なコラボができるのもイベントのいいところですね。限定800枚だって!
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Nick Walker & DJ MURO ”ARTTITUDE(アーティテュード)” LP
グラフィティアーティストとミュージシャンのコラボってことで面白そうなんだけど、もっと気になるのは本作のお値段。サイトによるとLPで12000円!ジャケットがニック・ウォーカーの作品なのはわかるとしても、もしかして1点モノ?ナンバリングされちゃったり?いまだ詳細わからず、気になる…
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rei harakami ”暗やみの色” LP
前回に引き続きrei harakamiのタイトルが。こちらはお台場にある日本科学未来館のプラネタリウムのためにつくられたアルバム。なので全体的にアンビエントな雰囲気だけどしっかりハラカミ節で気持ち良し。これ聴きながらプラネタリウムで星みたかったなぁ。原田郁子が朗読した曲も収録。
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土岐麻子 ”PINK” LP重量盤
土岐麻子の声が好きなんですよ。シンバルズ時代もいいんですけどね、ソロになってからのジャズだったり、シティポップの曲がしっくりきます。そんなシティポップ路線の最新作のアナログ化。しかも音圧しっかりな重量盤で。
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森高千里 ”ザ・森高” 2LP
最後はオッサン丸出しで。この祭典のラインナップ見て「森高って!」となりましたよ、そりゃ。でもtofubeatsとのコラボで再評価というか、ただのアイドルじゃない感はありますよね、作詞作曲含め。高校の時森高に熱狂してたアイツ買うかな…
日々に音楽のある生活を
いやぁ、困るなぁこんなに魅力的なラインナップじゃ。でもやっぱりいいものは形に残してモノとして手元に置いておきたいんですよ、僕は。昨今のレコードブームの再燃ってそういう要因もあるんじゃないかな。やっぱり自分が本当に好きなアーティストの作品ならストリーミングやネットで聴いておしまい、ってわけにはいかないもんね。ライブ行ったり、音源をモノとして購入したくなる。そういう意味ではまぁCDよりもレコードのほうが特別感あるし、なんならダウンロードコード付いてるのもあって汎用性あるしね。
にしても音楽が活性化するこういうイベントは音楽好きにはとても嬉しいので、がんばって続いていてほしいものです。「レコードの日」に関連したイベントもたくさん開催される予定なのでオフィシャルサイトなどでチェックしてみてください。
さぁみなさんもアナログレコードでもう少し深く音楽と付き合ってみませんか?もしかしたら少しだけ心が豊かになって、日々の生活の楽しみが増えるかもしれない?