おでかけ

初めての落語は地元でライトに堪能できた話し

地元で落語が見れる

週末に家族で落語を聞きに行ってきました。本格的な寄席ではなく、子供が小学校でもらったチラシで知った地元の教育施設でやるチャリティの新春落語というものに。

内容は落語家さんが2人出演して時間も2時間ほどで終わるものだったので少し落語に興味のあったわれわれ家族(小1の娘だけはあんまりだったけど)はこぞって参加してきました。

さっそく会場に着いて木戸銭(入場料)を払うわけですが、今回はチャリティイベントということで500円以上のユニセフへの寄付で落語が聞けちゃうというずいぶんとお財布にやさしいお値段設定でした。それもあって行きやすかったってところもある。

会場の中は教育施設のホールに高座を作り、客席は椅子が並べてあるといった様子です。お客さんは110人の定員がほぼ埋まっている感じで年齢層はやっぱり高かったかな。

落語家さんの面白さ

今回の落語家さんは2人。三遊亭歌実さんと古今亭菊之丞さん。歌実さんが1席で菊之丞さんが2席やりました。

前座である三遊亭歌実さんは見るからに若くて元気。「初天神」という噺だったのですが、おとっっつぁんとせがれの掛け合いで進んでいく内容なので、声が高めの歌実さんが演じる子供がいかにもわがままな子供といった感じで見ていてニヤニヤしちゃいました。それから団子の蜜をすするところでは扇子を使った表現に見入ってしまいつつ、無駄に長い描写についつい笑ってしまいました。

次は本日の主役、古今亭菊之丞さん。この菊之丞さん、僕たちの今住んでいるところの出身で、年代は被らなかったものの僕の高校の先輩でした。しかし年が3つしか違わないのに落語家としての貫禄出まくりですげぇなと思いました。

菊之丞さんはやっぱり面白くて、本編に入る前の「まくら」の部分ですでにおもしろかった。まくらの部分では自己紹介や小噺を入れたり時事ネタを取り上げたりして本編に入る前にその人の「空気」をつくるんだけどそれがすでに絶妙。東北の方が話すイタリアンの店名の発音が聞き取りづらいくだり、声だして笑いましたよ。

そっから本編に入るもんだからこっちも気持ち的に出来上がってるし面白くないわけがない。1席めは「転宅」という噺で泥棒とお妾のやりとりがメイン。で、この菊之丞さんのお顔のヴィジュアルがまた雰囲気があって、お妾の女形を演じるときの節回しやら所作がたいへん味があってよかった。「ちょいと、お前さん」なんてしなをつくって言われた日にゃそこにお妾さんがいるみたいでしたもの。

この時点でだいぶ生の落語を堪能した感じでしたけど、休憩をはさんでもう1席あるという嬉しさ。その2席めは「富久(とみきゅう)」という噺。もう1席めでこちらのハートをがっちり掴まれたので、なにを話しても面白いとはこのこと。こちらも宝くじや火事になった時の振る舞いなどの江戸カルチャーが存分に表現されていて、その話しっぷりや所作に見入ってしまいました。

そんな感じで3時間ほどの落語を生で聞いて、見て、なるほど落語は素晴らしいなと。やっぱり伝統芸能だけはあります。いろいろ時代背景や当時使ってた言葉の難しさはあったけど、そんなことはあまり問題ではなかったです。落語家の方も言ってたけど、伝統芸能といっても落語は大衆芸能だから今の時代でも楽しめるようにしてると。いやぁ、みんな落語聞きに行ったらいいと思うよ、ほんとに。雰囲気とか所作は生で見ないとわからないから。

落語を聞こう

最近だと演芸場じゃないところでもカフェとかで落語のイベントやったり、若い落語家さんが新しいことにどんどんチャレンジしてるようので落語を目にする機会が増えていると思う。テレビではNHKで「超入門!落語 THE MOVIE」って番組があって落語家の噺に合わせて実写の映像をかぶせるというもので、これがすこぶる面白い。なにが面白いって落語家の噺に実際の役者がアテブリ芝居、リップシンクで演じるというもの。実際の映像になっているので登場人物がはっきりするし、場所や雰囲気も一目見ればわかりやすくてほんと落語の入門にはちょうどいいですよ。(※先日、一旦放送休止ということで今はレギュラー放送では見れなくなってしまいました。)

今回はお試し落語って感じでサクっと聞いたので今度はちゃんとした寄席に行こうと思いました。寄席だと落語だけじゃなくて、紙切りや漫才などいろんな演芸が楽しめるみたいだし。あとはやっぱり生のお囃子を聞いてみたいなぁ。今回の落語ではCDを流してたけど、それでも雰囲気あったからね。生で聞いたらどんな感じなのか興味あり。

それにしても江戸の文化の面白さを再認識させられたイベントでしたよ。