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ハンドスピナーのポテンシャルを探す旅

ハンドスピナー,spinner

未知との遭遇

そいつはある日突然わが家にやってきたのだ。

我が家族と旅行を共にしていた僕の弟が旅の別れ間際に「とっておきの」と前置きしつつ子供たちにプレゼントだと言ってカバンからなにやらゴソゴソ取り出している。

目の前に現れたのはおにぎりほどの三角形のケース。開けてみると中には3つの円が中心から均等に配列された物体×2個。

「あぁ、スマホにつけるカメラのレンズ?」とすかさず僕。どこかで見たような気がしたので答えたが、よく考えれば子供たちのプレゼントでカメラのレンズはないのである。

「ハンドスピナーだよ」とこともなげに弟。

僕はその時点でまったく知らなかったのである。ハンドスピナーという存在を。ぽかんとしている僕をよそ目に弟は語るのである。それによるとそのハンドスピナーとやらは

  • アメリカのキッズで大流行して禁止令が出るほど
  • もともとは筋力の弱い子供のためのおもちゃだったが一般にも販売できるようになった
  • 日本でもYoutubeなどで紹介され流行っている

というものだった。どういうおもちゃでなにがどういうふうになって面白いかというものは一切出てこなかったが、ただただ流行っているということのみで買ってきてくれたのであろう。

でもまぁ遊べばわかるのかと思いどうやって遊ぶのかと聞いたら、手でつまんで回すのだと。回す?…だけ?そういうもんだと。とりあえず子供たちにやらせてみると、これがなんと回すだけですこぶる上がるテンション。長男は存在を知っていたらしくよけいに上がっている。

なにがそんなに面白いのだと子供から取り上げて僕もやってみる。ほぅ、確かに絶妙な重さと回っている時の抵抗感は悪くない。1回まわすと予想以上に回り続ける感じもぼーっと見ちゃって気持ちいい。しかしなぜこれがアメリカのキッズに絶大な人気を誇っているかは正直わからなかった。

ハンドスピナーのポテンシャル

後日、家で改めてじっくり遊んでみることに。回すこと意外にもなにか面白いことができないかという純粋に遊べない大人がああでもないこうでもないといろいろ探りながら。

ハンドスピナー,spinner改めて面白さを探す旅に

とりあえず2個あるので〈両手で同時に回す〉。子供の手が小さいのでハンドスピナーをつまんだ手で別のハンドスピナーを回そうとするとつっかかって上手く回せないこともありいまいちだった。しかし上手くいけば両手でハンドスピナーの感触を味わえるのが気持ちいいね。

ハンドスピナー,spinner2つ同時だと見た目も楽しい

次に〈机に置いて回す〉。そしてその回転の様をただ見つめる。日本人であればコマを回してそれを見る感覚に近い。ただ日本のコマの場合、回すためのプロセス、技術が必要で、それで上手く回せる回せないという行為をひっくるめて楽しむ遊びなので、指一本で簡単に回せてそれを見ているのもなにか物足りない感じがしてしまう。

ハンドスピナー,spinner回転をただ見つめる
ハンドスピナー,spinner重ねたものも見つめる

しかし机の上で回ってるハンドスピナーを見て大人は気づくのである。「これ中心は動いてないぞ」となればそこにここぞとばかりに物を置いてみるのが大人だ。

ハンドスピナー,spinnerちょっとは楽しいでしょ?

そして〈真ん中は動いてないが回りはものすごい動くなにか〉のできあがりだ。たしかに前のハンドスピナーがただ回っているだけの状態よりはまだ面白みがある。しかしハンドスピナー本来の楽しみ方からは遠くなっている気がする。

ハンドスピナー,spinner当然2重バージョンもやります

しかし大人はそれに気づかない、もう別の遊び方を考えることに夢中だ。このおもちゃはとにかく回転が重要だ、回転を活用した遊びをみつけようと躍起になっている。そこで目をつけたのが外側のリング部分。ここがどうやら鉄らしいぞと目星をつける。鉄といえば磁石だ。磁石をつかったなにか遊びはできないかと暴走しはじめる。

そしてたどりついた遊びがこちらである。

ハンドスピナー、spinner準備完了!
ハンドスピナー,spinnerグリン!と。何のカードかわかるかなぁ?

〈リングにトランプを磁石ではさんで回し、そのトランプがなんのカードか当てるゲーム〉

もうゲームになってしまった。そうじゃない、そういうことじゃないんだ。でも大人は気づかない。しかもこれただ目が回って気持ち悪くなるだけでちっとも面白くないんだよ。トランプを磁石で挟む必然もないし。なにかをこじらせた結果がこれだからね。

ハンドスピナーは直感的に面白さを感じろ!

やはり頭でっかちの大人が無理矢理なにか面白いことを考えても本来の面白さには及ばないってことなんでしょうね。もういまでは普通に指でつまんで回すオーソドックスタイプで遊んでますよ。子供たちにしかわからない直感的な面白さがあるんでしょうね。

ハンドスピナー,spinnerこの感触なのでしょうなぁ、やっぱり。
ハンドスピナー,spinnerこのバージョンも気持ちいい

まぁ、直感的な面白さというのならば僕が子供の時に流行った「スライム」もその類いなのかもしれないですね。あれもただドロっとした感触の物体を触ったり、指の間から垂らしてみたりするだけのものが異常に流行ったからなぁ。実際当時子供だった僕も好きだったなぁ、スライム。この時もきっと大人たちは考えたに違いない、スライムを使った遊びを。そして同じように挫折しているはずだ。

話しが逸れた。ハンドスピナーの話しだった。まぁいろいろ試したけどやっぱり本来の遊び方で十分ではないかという結果に。子供がいる方は是非子供に遊ばせてみてください。直感的に面白さを理解してくれるはず、ですよ。

 

流行りもの。たしかにぼーっとやっちゃうね。 #ハンドスピナー #handspinner

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