中学校をリノベーション
その建物は僕が働いている会社から歩いて10分ほどの距離にある。
見た目は少し古くなった学校のようだ。学校独特の無骨なデザインの建造物。しかし全面ガラス張りとなった1階に足を踏み入れると、しっかりとリノベーションされたおしゃれなスペースが広がる。展覧会、ショップ、飲食店があるその場所は?
美術館?どうやらそうではないのだ。
もちろんその役目を果たせるだけのスペースはあるし、もしかしたらパブリックイメージはまだそんな感じかもしれない。
そうではない、というよりそれだけではないと言ったほうが正しいのかもしれない。
その施設の名前は
3331 Arts Chiyoda
というアートセンターの役割を担った場所なのです。
上記のような美術館としてのギャラリーやショップのほかにオフィスが入っていたり、ワークショップや講演会といった文化的活動の拠点、地域を巻き込んでの文化的活動を行う拠点となっている場所です。
このような場所が僕が働いている場所から10分ほどにあるだなんて、ありがたい話しですよ。
サブカルオヤジの平日夜のお供ストリーミングとして確固たる地位を築いた、「現在美術家」宇川直弘さん率いるDOMMUNEが、3年前にこの3331 arts chiyodaにサテライトスタジオを設置して「アート大学」と称して国内外からアーティストを迎え、ライブトークやDJパフォーマンス(!)などを配信したのも記憶に新しいですね。
会社帰りに現在活躍してる芸術家の生トークが聞けたり、世界のDJが聴けたりしたのでほんとに刺激を受けたし、この仕事とアートの関係性、距離感があまりにも素晴らしかったのでずっと続けばいいなぁなんて思ったりして。
今年の夏は親子でアートなワークショプ
その後も展覧会や講演会でちょくちょくお世話になっているこの3331 arts chiyoda。この夏にどうやら子供向けのワークショップイベントがあると聞いていろいろ調べてみると、とてもアートなワークショップがあったのでそれに参加してきました。そのワークショップとは、
「色と光の仕組みがわかる、自分で作るレーザーアニメーション教室」!!
日本でここでしか体験できないワークショップです。これ、面白そうじゃないですか?とくに僕が。
僕が若い時にいろいろクラブミュージックや音楽ライブに行ってその会場で何度となく気分を高揚させてくれたレーザー演出。そのレーザーを使ってアニメーションを作ろうという、なんて素敵なワークショップなのだろうかと。とりあえず子供たちに内容を説明すると、わりと乗り気になったのでひと安心。
そしていざワークショップに。はじめは講師の方から光の種類や性質、レーザーが投射される仕組など説明を聞いたり実物の機材などを見ながらお勉強タイム。
その後1人1台パソコンを使って、実際にレーザーを出す指示をする練習をした後、いよいよ本日のメインイベント。曲を流して、タイミングでレーザーアニメーションを流したり切り替えたりする指示をする作業を1時間ほどみっちりとやりました。それだけやってだいたい30秒ほどのアニメーションを作ることができました。
2時間ほどの作業時間があっと言う間に感じるほど、集中したし楽しかったです。僕は下の子の付き添いだったので、一緒になって結構作業できましたね。上の子は基本的に1人で作業してわりと細かい仕事をかましまして、なかなかの出来上がりっぷりで感心しました。
アートを身近に感じる場所
こうやってワークショップを通じて子供たちとアートを一緒に体験できるのはこういう場所ならではだと思うので、できればまだまだいろんなものを一緒にやって子供たちのアート脳をガンガン刺激したいですな。
ということで、親子共々まだまだお世話になる場所だと思うので会社帰りに寄ってはいろんな情報を現場からいろいろ仕入れてこよう。もっといろんなアートを見たり感じたりして刺激を受けていきたいと思う今日このごろ。